昨年12月17日にニュージーランドの北島を出たところで行方不明になっていたヨット(6メートルの木造カタマラン)が、二十日以上たってオーストラリア東岸の漁港で発見されたそうです。
46歳の父親と6歳の娘は、ニュージーランドからタスマニア海を横断し、2000キロ離れたオーストラリアに到着したことになります。
健康に問題はないそうで、舵がこわれ、父親は、北島の北端をまわってベイ・オブ・アイランドに向かうつもりだったが、条件が悪くて、「オーストラリアに向かう方が安全だと決断した」と述べているそうです。
ニュースはこちら(ロイターの日本語サイト)
http://jp.reuters.com/article/nzauboat-idJPKBN14W0M1?utm_source=34553&utm_medium=partner
ヨットの写真を見ると、ほんとうに沿岸航海用で、遭難の是非はともかく、これでニュージーランドからオーストラリアまで子供連れでぶじに渡りきったというのは、ヨット乗りとして立派ではありますが、記事には書かれていないものの、どうも、この話には額面通りに受け取れない「裏」があるようです。
いわく、父親と別居中の母親が親権をめぐって争っていたとか、いまは休暇で母国のスイスにいる母親が発見前に「オーストラリアに行ったかもしれない」と述べていたとか、なにやらワイドショー的展開の予感もあります。
興味のある人は、こちらに発見前から発見後まで、いくつか関連する記事があります(ただしニュージーランドのニュースサイトなので英語です)。