放置艇の行く末

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写真は天草のとある漁港に係留されているヨット。
マストが大きく傾いています。
近くまで行ってみると、バウ(船首)が岸壁に何度もこすりつけられて破損し、ファーラー仕様のフォアステイが根元からすっぽ抜け、同じように引き抜けたパルピットをぶら下げたまま、なんとか30度ほどの後傾で持ちこたえています。
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数年前から放置状態で、定置アンカーが岸壁側に引きづられて船首が当たっていたのですが、とうとうフォアステイが土台からもぎ取られてしまいました。これまでも複数の経路で所有者には何度か連絡がされていたのですが、、、
周囲の船にも迷惑がかかるので、近々所有者の自宅近くの港に移されるそうです。
修理はできないことはないでしょうが、かなり費用がかかりそうです。また、廃船にするにしても、処理費用は結構かかります(処理方法や業者によって差はあるでしょうが、相場は長さ1フィート×1万円?)。

あちこちに放置状態のヨットは多いようですが、船もかわいそうだし、乗らないんだったら早めに(売れるうちに、あるいはただでもいいからもらってくれる人のいるうちに)処分しておかないと高くつきますよ、というこわいお話。

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